eSTORY

01.学生esports連盟とは?

February 5, 2020

大会運営と、”人づくり”

eSTORY:
学生esports連盟(学e連)が現在開いている大会にはどのようなものがありますか?


西田:
現在は、PUBG MOBILEApex Legendsの大会を開催しています。参加チームはPUBG MOBILEが30大学、Apex Legendsが50大学ほどです。両リーグともに、1年を4シーズンに分けて開催しています。最終シーズンである2月には、年間を通じて1位となるチームを決める大会を開催し、そこで大学日本一を決めます。YouTubeでの放送もしており、一年目ながら200人程度の視聴者を獲得しています。

          

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また、これらの大会の運営・宣伝等はすべて学生たちで行っています。大会のための営業や広告作成といった様々な経験を通して、社会で必要な知識、経験を大学生のメンバーたちが学べる場にしたいと私たちは考えています。




eSTORY:
かなりの数の学生が大会に参加しているのですね。その運営も学生が全て行っているとは驚きです。実際にそういった活動をされているメンバーは何人いらっしゃるのですか?


西田:
活動の中心は、学生理事という運営メンバーで、現在20名弱です。学生理事は関西がメインで、それ以外にも関東、名古屋、北海道など各地にメンバーが点在しています。そのため基本的にミーティングなどはオンラインで行っています。
大会に出る大学生の方々は、学生会員として登録しています。この2年間で、100大学以上から1000人ほどの会員が集まりました。

また、会員数を増やすためにより多くの大会の開催を企画しています。タイトル数を現在の2種からさらに増やすべく、様々なゲームの状況を調べ、20人という人数ながら新タイトルでの大会を企画中です。これからいろいろなタイトルに進出したいと考えているので、新しいタイトルの大会を開いてみたい!という方にぜひ参加していただきたいです。

“e-sports”を広めるために

eSTORY:
“e-sports”という言葉は、現在の日本にはまだ浸透していないと思います。この言葉について、学e連はどのように考えているでしょうか。

小澤:
近年、友達同士などでゲームを普段からする人は増えてきました。しかし依然として“e-sports” という言葉に抵抗を覚える人は多いです。これからe-sports業界が発展していくには、“e-sports”としてのゲームに取り組むきっかけを人々に与えていくことが重要です。そのような活動をしていくことも、学生esports連盟の責務であると考えています。

また、“ゲーム”と“e-sports”という2つの言葉は本来同じ意味ですが、実際は両者が与える印象は全く違っています。ゲームというとお遊び、e-sportsといえば競技、といった風に考える方も少なくないと思います。両者の間にある、そのようなギャップを埋めていきたいと我々は考えています。


eSTORY:
たしかに、同じゲームをする場合でも、“e-sports”と言われると少し身構えてしまうかもしれませんね。では“ゲーム”と“e-sports”の境界をなくしていくために、何か取り組んでいることはありますか?

小澤:
学e連は、ゲームに熱心に取り組んでいる人たち(ガチ勢)と、カジュアルに楽しんで遊んでいる人たち(エンジョイ勢)の両方が参加できる、大規模な新しい大会を構想しています。我々は、ガチ勢とエンジョイ勢のどちらの方々にも、大会に参加していただきたいと考えています。現段階では、両者を別々の大会で集めるのではなく、全員が同じ大会で参加できるようにルールなどを設定しているところです。

学e連は、「全ての大学にe-sports部があって、そこで様々な人が何不自由なく活動できる状態」を目指し、e-sportsをもっと多くの大学生へ広めていきたいと考えています。

学e連に入りたい!という人へ

eSTORY:
「学e連の活動に参加してみたいけど、どんな活動をしてるのかわからない」という方もたくさんいらっしゃると思います。学e連の現在(2022年)の活動の形態と、頻度を教えてください。

西田:
基本的に活動は毎週水・日曜日の2回で、水曜日大会運営かミーティング日曜日ミーティングをしています。5限終わりの学生も参加できるよう、19時からミーティングを開始しています。毎回のミーティングは1〜2時間、大会運営は3時間程度です。それぞれが取り組んでいる仕事に関する、各メンバーのタスクもありますが、その量は皆さんの学業等のスケジュールによって調整可能です。

eSTORY:
e-sports団体と聞くと男子メンバーだらけという印象を受けるのですが、女子メンバーも参加されているのでしょうか。また男女でやる仕事は変わりますか?

西田:
学e連では女子メンバーも多数活躍しています!また男女でできる仕事は、全く変わりません。男女関係なく様々なことをできるのがe-sportsの良さです。

eSTORY:
遊ぶうえで男女の差が全く出ないというのも、e-sports特有の面白さですね。では最後に、学生esports連盟に入ってみようかなという大学生へ、メッセージをお願いします。

西田:
学生esports連盟では、e-sportsの大会を開くだけでなく、そのほかにも色々なことをしてみたい!という方をお待ちしています。現状の実績は一切必要ありません。我々は、アツい意思のある方の参加を随時待っています!

小澤:
第二次e-sportsブームと呼ばれる現在、e-sportsへの社会的な関心が高まっています。今後間違いなく発展していくe-sports業界をこれから支えるのは、今の大学生・高校生の皆さんです。そこで学生esports連盟では、「自分が日本のe-sportsを発展させるんだ」という意思がある方をお待ちしています。皆さんひとりひとりの「e-sportsをする、見る、支える」といった全ての行動が、これからのe-sports業界の発展に大きく関わっていきます。当団体ではそうした皆さんの様々なチャレンジを実現できる環境が整っているので、ぜひこの団体に入ってやりたいことに挑戦してみてください。

この記事を書いた人

半藤輝紀

学生理事

eSTORY記事作成に加えて、大学ではボランティアサークルの運営にも従事
中学生を対象としたボランティア活動でe-sportsの次世代への浸透を実感し、学e連ではe-sportsを通じた学生の“居場所づくり”を見据えて活動中
最近ハマってるゲームはAPEX、原神、シャドバなどなど